体重が減少しフレイルの状態になってきた患者さん。メイバランスなどの栄養食品は好まず、でも毎晩欠かさず麦焼酎は愛飲している。
そのパッケージを見ると、100mlで142kcal!メイバランスと匹敵するレベルではないですか。我慢して栄養食品を口に入れなくても、お酒でよいのでは・・そう思ってしまいました。よっぽど飲み過ぎなければ、そこまで害はないですし。
ですが、そう簡単な話ではなかったのです。カロリーを含む栄養素として、糖質、タンパク質、脂質が主流ですが、麦焼酎には一切含まれていない。では、どこにカロリーがある?
実はアルコールの中に。1gのアルコールには実に7kcalものカロリーが含まれています。特に焼酎はアルコール度数が高いので、カロリーも高くなるわけです。
このアルコールに含まれるカロリー、あまり身にならないことで知られています。体内に吸収されたアルコールはすぐに分解され、熱が発生、このときにカロリーも消費されてしまうとされています。
アルコールで得られるカロリーは体内に残りにくい、体重増加にはあまり貢献しないようなのです。ということで、やっぱり体重を増やし筋肉を得るには、食品でカロリーをとってほしいと思うのでした。
ただしお酒と一緒に、ついついおつまみを食べすぎるともちろん太ります。またお酒自体も蓄積カロリーが決してゼロというわけではありませんので、ダイエットしたい人には注意です。
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東員町でも昨年10月から補助が始まっているように、最近ではいろいろな市町村で助成されるようになっています。
帯状疱疹といえば、痛みが長年残る厄介な疾患。それも場所が悪く目の近くだと失明することも・・
そんな帯状疱疹を予防すべく、発症率が高まる50歳以上でワクチン接種が推奨されています。
このワクチン、「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があり、どちらかを選ぶことになります。
「生ワクチン」は、1回限りでおよそ8000円(医療機関によって異なります)。発症予防効果は50%で、効果持続期間は5年。
一方、「不活化ワクチン」は2回接種で、合計44000円ほど。発症予防効果は90%(可能性が1/10になる)、持続期間は10年です。
「不活化ワクチン」の方が高いけれど、効果も持続期間も良いわけですね。
今回、どちらを選んでも、約半額が補助されることに。具体的には、各医療機関でとりあえず全額を払うが、後で役所に申請すると半額が戻って来るというしくみです。
これにより、非常に高価であった「不活化ワクチン」も利用しやすくなるのではないでしょうか。
当院では、在宅医療を利用している患者さんや家族さんに接種することが可能ですし、一般の皆様も、お近くの医療機関に問い合わせてみてください。
過去のブログでも、帯状疱疹やワクチンについて詳しく説明していますのでご覧ください。
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訪問診療を長年していると、各患者さん毎の診療時間、移動の手間などを逆算してのスケジュール調整がうまくなってきたと思いますね。
しかし先日、約束時間から40分、無断遅刻したことがありました。前後30分以上ずれる場合は電話連絡するようにしていますが、こちらの怠慢でしていなかったのですね。
患者さんはイライラして「なんで連絡してくれなかったの。待っている間は気になって何もできなかったわよ」と怒りをぶつけられてしまいました。
いつも穏やかな患者さんが見せたことのない険しい表情。結局、その日の診療では終始、遅刻したことへの叱責をいただいたのでした。時間は命と同じなので、こちらが悪いのは間違いなく言い訳の仕様がありません。
いつも穏やかな人だったので、時刻のこともあまり気にしていないかな、という先入観がありました。要はその患者さんのことを軽く見ていたわけで、余計にたちが悪いですね。
ふだんから細かいことを言ってくる患者さん家族さんなら、間違いなく事前に連絡していたでしょう。人によって違う対応をしてしまうのは一番マズイと思います。
さて見方を変えると、いつもは見られない患者さんの表情を見ることになりました。一般的に患者さんには医師の前では、取り繕って上品に見せる方が多い。関係者によると、他の訪問者や家族にはキツイ対応をしていると聞くことも多いのですが、あくまで私たちの前ではそういう表情を見せず、なかなかイメージできなかったりするのです。まあ、今回はイライラしたときにどんなしぐさをする患者さんなのか、そういうことを見ることができてしまった・・。
他にも、こちらが悪いわけではなく、患者さん側が訪問時刻を勘違いしている場合。「えっ、今から診察だったの?」と、用意せずに慌てて診察モードになる場合も、普段着の素のモードが伺い知れることもあります。
今回もその人の普段の表情を伺えたこと自体はプラスなのかもしれませんが、まあ無断遅刻したことが悪いので、時間というものをもっと大切に考えていきたいと思います。
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それでも、診療所の敷地には、つくしやフキノトウがしっかり顔を出していました。
お知り合いは、ちゃんと調理して、美味しくいただいたそうです。
当院の春といえば、タケノコでもあるのですが、昨日散策しましたが、まだ顔は出していないようでした。
今日も寒かったし、本当に春が来るのかなと思うくらいですが、もう少し我慢しないといけないようです。
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昼は11:30〜13:40、夜は18:00〜21:00、水曜定休日ということで、夜の部に入店です。
店内にも祝いのお花が飾られ、店内は机や壁、トイレなどもきれいに改装されていました。
メニューは分かっていた通り、「豚すき石焼つけめん」のみ。小ライス&生卵付のセット1200円にしました。
席に座って待っていましたが、奥から美味しそうな香りが漂ってきて待ちきれない・・。店内には、食べ方や、卵の使い方など、いろんなtipsが描かれた貼り紙があって、ワクワクが高まります。
そして、待ちに待った「豚すき石焼つけめん」とご対面!
なるほど、麺のうえにすき焼き肉を載せるという構成。石焼スープのグツグツ感は期待通り。
麺はかなりの平面。まずは麺だけを食べて、次は麺をスープにつけて食べる・・
美味しかったです!。石焼スープも火傷しそうな熱さではなく、ちょうどよいくらい。スープはにぼしの風味が効いた濃厚な味。肉すきが加わっているとはいえ、決して奇をてらったわけではなく、王道のつけ麺という印象でした。これは万人に愛される味でしょう。
そしてさすが石焼鍋、終盤でもスープに温かさが保たれてるのも素晴らしい。残ったスープにご飯の残りを入れて食べるのも最高ですね。
ということで、待ちに待った美味しいつけ麺店が無事に誕生です。また立ち寄りたいと思います。
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外観は壁の色が塗り直されたものの形は同じで、そんなにしっかりリフォームされているのかと思ったら、かなり変化していたとのこと。ロビーからして全然違いますねえ。
移転してきた上木食堂。カウンターもあって広々としたつくり。上にねぶた祭のようなランプが吊り下がっているのが特徴的。
入浴後にくつろげるスペース。wifiも完備でネットもし放題。「いくらでもゆっくりしていっていいよ」という感じだったらしいです。
そして注目のサウナスペース。3種類あります。
宿泊棟は完全に外を歩いて移動するので、雨には濡れてしまいます。
中はおしゃれな空間にしあがっていました。
写真を見ただけでも、至るところが生まれ変わっていることに気づきます。昔から来ていた常連さんは行きにくくなるかもしれませんね。それでも浴室は見学しなかったらしいので、そこはまだ昔の面影が残っているのかもしれません・・。
開業が楽しみですねえ。
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毎年この時期に行われる会ですが、毎回、全国から有名な先生を招聘してくれます。2年前は三好先生、去年は若年性認知症の丹野先生でした。快生教学会はいなべ市藤原町でデイサービスや、訪問ヘルパー事業に取り組み、地域に欠かせない存在です。そして今年も、若年性認知症の下坂厚さんが京都から来てくれました。
下坂さんは5年前、47歳のときに短期記憶が悪くなり、受診したところ若年性認知症と診断されます。その事実を前に仕事を辞め、ふさぎこみましたが、地域の認知症初期集中支援チームから、デイサービスでのボランティアを勧められ、再び社会に関わるようになりました。それでも経済面をはじめ不安が残りましたが、同じ当事者の丹野さんに、認知症になっても大丈夫だよと声をかけられ、前向きになったそうです。本当に当事者の話には説得力がある、と実感しました。
現在はデイサービスで広報の仕事をしているそう。今日の講演会では、趣味の写真も載せなから、とても認知症とも思えないようなそぶりで、話してくれました。認知症であることを隠さずオープンにする、当事者の会をはじめいろいろなイベントに参加する、そうやって再び活力を取り戻した下坂さん。
実生活で困る場面についてのお話は少なかった分、「そんなことは問題ではない、自分らしく生きている私自身を見てほしい」といったメッセージが伝わりました。
一番前の席で見ていたので、下坂さんが着用していた丸四角眼鏡が気になりました。それはよいとして、健常者の人たちも、認知症に限らず何か苦境に陥いることがあるかもしれませんが、そういうときに使えそうな心構えや勇気をもらえたような気がします。
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講師は、市立四日市病院の脳神経内科部長を20年ほど勤め、2年前にいなべ総合病院に赴任された家田俊明先生。「豊かに生きる〜手足のふるえともの忘れ〜」というテーマでした。
専門用語も混ぜながらの高度な内容もあれば、動画や音声を流しての一息つけるようなセクションもあったりと、緩急織り交ぜながら展開されていきました。
以下に印象的だった内容を挙げてみます。
手足が震える原因に多い”パーキンソン病”は、”ドーパミン”という神経伝達物質が不足するため、手足が動きにくくなる疾患です。人間は、驚くと”ノルアドレナリン”が分泌され、悩んだり困ったりすると”アドレナリン”が分泌されるのですが、このノルアドレナリンもアドレナリンも、実はドーパミンが変化したもの。驚いたり悩んだりすると、結局ドーパミンが多く使われてしまうので、パーキンソン病の人がそんな状況に陥ると、ドーパミンが枯渇し動けなくなってしまうのだそう。ということで、パーキンソン病の方がストレスを感じないように周りも気を付けた方がいいとのこと。
最近、保険適用されたレカネマブという新薬。脳内に沈着した老廃物”アミロイドβたんぱく”に凝集し、”悪玉”だという標識になって、体内免疫に攻撃させるというしくみ。おおまかな効果は、この薬を投与した人としなかった人を1年半観察したところ、投与した人は半年ほど進みが遅かったそう。ただ脳出血や浮腫といった副作用もあり。いずれ、いなべ総合病院でも使えるように検討しているそうです。
認知症の話題では、睡眠を多くとることで、認知症の原因となる脳内の悪玉たんぱくを洗い流せるそうです。ということで睡眠は大切。そんな睡眠のために睡眠薬も有用ですが、主流である”ベンゾジアゼピン受容体作動薬”(ハルシオンとか、マイスリーなど)は、脳の眠る機能だけでなく、筋肉を動かす部分など、あらゆる作業を止めてしまうため、起きたときに転倒したりリスクが大きい。一方で、最近登場した、ベルソムラやデエビゴといった”オレキシン受容体拮抗薬”は、眠る機能の部分にのみ作用するため安全とのことでした。また昼寝も有効で、昼の2〜3時に20〜30分仮眠をとるとよいと。
最後に家田先生は、最近サウナ学会に入会されたそうで、サウナも認知症予防効果ありと言及されていました。なんでも、週に4回以上、サウナに入ると、認知症リスクは66%減少するのだと。サウナに入ると、睡眠の質が上がることも関係しているのではないかとのことでした。
という、豊かに生きるためのアドバイスがふんだんに込められた講演会でした。
サウナといえば、病院の向かいにある”あげき温泉”。帰りに眺めたところ、改装もほぼ終わり開業間近な様子。心臓などに負担のかかることもありますが、無理の無い範囲で利用できるとよいですね。
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100%ジュースは見かけますが、それを超えてくるとは。理論上、しぼった果汁の水分を蒸発させれば100%を超えるわけですが、150%まで行くとは。
なぜ患者さんがクランベリージュースを持っているかというと、このジュースを飲むとおしっこがきれいになる、と言われているからなのです。各種論文で発表されており、ある種の細菌を減らす効果があるそうです。
特にこの患者さんは、自力でおしっこを出せないので膀胱留置カテーテルをつけています。しかし尿には細菌をもとにした浮遊物や結晶が含まれているので、長く留置しているとチューブ壁面に沈着し詰まってしまうことがあります。そうすると膀胱がパンパンに膨れ上がり、とても辛い思いをすることになります。(そうなると、新しいチューブに交換するしかない)。そんな危険を予防するために毎日ジュースを飲み、今のところ閉塞したことはありません。
私たちも飲んでみましたが、確かにこれはすっぱい!みんな渋い表情をしばらく崩せませんでした。
しかし、わざわざ手間を加えてなぜ高濃度にする必要があるのか。効能自体に変化はなさそうに思いますよね・・。
100%ジュースでも十分にすっぱくて飲みにくいジュース。150%にすれば水分量が減るので、より短時間で飲み切ることができるというのがメリットなのでしょうか。
カテーテルの閉塞予防だけでなく、膀胱炎などにも予防効果があるそうですし、あとポリフェノールが含まれているので美容にも良いかもしれませんよ。気になる方は試してみては。
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銭湯・サウナと言えば、自分も大好きです。血液循環が促進し、冷え性が治ったり、代謝が増える。また、「整う」と言われるようにストレス発散にも効果があります。しかし「高齢になっても続けるのは、さすがに体に悪いのでは」と思い、調べてみました。
サウナ室は80〜100℃という高温。これが100℃のお湯だったらまず即死しますが、周りが空気だったら熱の伝わりが遅い、皮膚から出た汗がちょうどよい緩衝材になる、そんな理由でなんとか耐えられるというわけです。
ですが、やっぱり体の負担にはなっているようです。まず汗をかいたら、体内、特に血管内の水分が減少するため、血液がドロドロになり、脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなると言われます。
また体が熱くなると血管が広がります。そうすると血圧が下がるので、サウナから出ようと立ち上がったときに、フワッとして転倒する危険性も。さらに、直後に水風呂へ入ると、逆に血管が閉まるので、逆に血圧が上がります。
若い頃なら、体がそんな環境にも順応してくれましたが、高齢になってもチャレンジするのは、やはり危険のように思います。あらかじめ水分を多めにとって短時間の利用にとどめた方がよいでしょう。冷たすぎる水風呂も控えた方がよいかと思います。
まあ自分の場合、歳をとるにつれて、あの熱い部屋に長くとどまる気力がなくなり、水風呂に浸かる勇気も薄れてきました。深追いできないよう、ちょうど良い体になっているのだと思います。
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今回、残念ながらこちらの”ナルベイン”という医療用麻薬が消費期限を迎え、廃棄することになりました。あくまで麻薬なので、ゴミ箱にポイではなく、保健所に連絡し、保健所職員の立ち合いのもとで廃棄することになります。麻薬は、ちゃんと処分したことをチェックされる必要があるのですね。
他の医療機関や薬局でも、こういうことは行われているでしょうから、保健所の職員さんも大変とは思いますが、確かに必要な行為ですね。
そもそも液体の麻薬にも、”モルヒネ”、”オキシコドン”、”フェンタニル”、”ヒドロモルフォン”など、何種類もあるので在庫管理が大変です。病院から「フェンタニルの点滴を受けている人を退院させるので、家でも同じ点滴をお願いします」と急に頼まれることもあるので、あらかじめ在庫として持っておかないといけないのです。
おおよそ3年くらいは使えるのですが、冒頭に書いたように、麻薬の点滴を使うケースはそんなに多くないので、種類によっては全く使われずに期限切れを迎えることに。さきほどのナルベイン注20?は1本6500円ほど。7本廃棄するので、それなりの値段になります。麻薬以外の注射薬を廃棄することもありますが、安いことが多く、やっぱり麻薬の廃棄はもったいないですね。
それでも、病院や薬局の方がもっと多くの薬が廃棄されるでしょうし、ウチはまだマシですね。薬に限らず、いろいろな種類の商品が開発された結果、他に代用されずに捨てられる物も増えている時代なのですね。でもこれ以上、麻薬の種類が増えたら、お腹いっぱいですけどね。
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本人が通院ができないので、キーパーソンとなる家族さんが来ることがほとんど。家族さんも高齢などで来院が難しい場合は、いきなり事務員と医師で訪問して、契約と診療を同時に始めることもあります。ただそれは少数派で、多くは来院して契約してもらうようにしています。
在宅医療を受けたいと思ってくる人が主なので、「なるほど」と納得して、契約が成立することがほとんど。
しかし、年に2〜3回は「思ってたのと違う」と不成立になることがあります。違和感の多くは費用。利用層で一番多い、75歳以上の平均的な利用者の場合、1割負担なので月8000円程度。これを高いと見るか安いと見るか。
1割負担なので安いと思ってほしいところではありますが、月一回、自力で外来通院したら、その半分くらいの負担で済みますからね。
2倍の費用を払ってまで訪問に来てもらいたいかどうか。ある意味、絶妙な値付けかもしれません。
そして、そこまでは要らないと思う人もいて当然。ただそういう人の多くは、自分で決意して来たというよりは、ケアマネさんとか知り合いから「訪問診療がいいよ」と流されて来た人が多いという印象です。
こちらとしては、詳しい内容を聞いて「やっぱりやめとく」でも全くかまいません。わざわざ来てもらったうえ、説明の機会をいただけたこと自体を感謝すべきですね。いずれ利用するきっかけになるかもしれませんし。
ということで、気になる方は気軽には制度やしくみを問い合わせてもらったらと思います。
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文字通り、聴診器を両耳にあてるのではなく、片耳だけはめるというスタイル。何がいいかというと、もう片方の耳が空いているので、患者さんの話し声がしっかり聞こえるところです。
知らない人も多いと思いますが、両耳に聴診器をつけると、外部からの音はほぼ聴こえません。それだけ、耳に密着し体内の音に集中できる器具なんです。
ただ患者さんもそれを知らなくて、聴診をしている最中に話しかけてくれる人がけっこういるのですね。口が動いているから話していることには気づきますが、何を言っているか全くわかりません。
で、聴診が終わった後に、「今、なんと言ってました?」と申し訳なさそうに聞き直す・・。こういうやりとりが日常的にあるのですね。
そういう経緯もあってか、こういう片耳聴診という手法ができたのかもしれません。忙しい医師が聴診と問診を同時に済ませようという理由もあると思います。体内の音と話し声を同時に処理するには集中力は必要そうで、高騰テクニックではありますね。
患者さんによっては、片耳で聞かれると「ちゃんと聞いているの?」と手抜きされているように思うかもしれませんね。まあ、こちらもそこまでやる気はないので、医者が両耳で聴診しているときは、話しても聞こえていないことを知ってもらえればと思います。
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一つ難点があるとすると、FAXがさかさまに送られてきた場合。紙なら、上下ひっくり返す手間はありませんが、データが上下逆だと面倒臭いのです。
スマホならひっくり返してもよいでしょうが、パソコンの場合、逆立ちするわけにもいきません。画像をクリック操作で180度回転させることはできますが、それなりに手間はかかります。
ちなみに正しい送り方は、送りたい内容を表にして上の行から吸い込ませるというものですが、全体の4割くらいが逆に送られてくるので、あまり知られていないルールなのでしょうか。
まあ、そんな煩わしさを受け入れながら6年ほど使ってきましたが・・。しかし、やっぱり面倒くさいよねと。
あらためて考えると、A病院からのFAXは全て逆さまで、B病院は全て正確に送られてくる、C事業所は正解と逆さまが混在している・・・といった、事業所、もしくは個人ごとにFAXを送る流儀が違う、そんな法則がありました。
ということで、逆さまに送って来る事業所でも、特にやりとりが多いところは、「FAXを逆向きに送ってもらえませんか?」と直接お願いしたらどうか、ということになりました。
第一弾として、ある検査会社に話してみました。ですがですが、「組織のルールとして逆向きに送っているので、なかなか対応は難しい」という返事が・・。理由は細かくてよく分からなかったのですが、「あえてやっている」と言われてしまうと厳しい。
うーん、画像アプリ側でも、文字の向きを判別して自動補正くらいできるだろうと思うのですが・・。今後も面倒くさいのが続いていきそうです。
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20時までの営業で、仕事終わりの18時に行くと、混み合うでも少なすぎるでもなく、ほどよい利用者さんの数でした。
傾斜ある屋根を持った美しい建物。中に入って分かるのですが、横方向の屋根も傾斜があるのでした。シンプルながらセンスある造りになっています。
エントランスゾーンには、椅子やテーブルもあったりで、歓談するにも良い感じです。
ということで、プールゾーンへ。ちなみに、帽子やゴーグルはレンタルもできるようでした。
館内は写真撮影禁止になっておりますが、まあ言ってみれば、大人用のプールと幼児用のプールがあるだけ。
大人用プールは5レーンくらいに別れていて、歩くレーンや、往復して泳ぐコースなど、うまく区分けされていました。
奥にある幼児用プールも、大人が利用しちゃってよいのです。泳いではいけないことになっているけれど、ゆっくり座って休憩するのによいかもしれない。
ほんのり暖かい温水プールで、室内全体も暖かく、この時期はほっこりできます。何年かぶりに泳いで疲れましたが、頭がスッキリして、リフレッシュできましたね。
難点はロッカールームのシャワーで、シャンプーや石鹸が使えないこと。水泳専門の施設なのですけれど、お風呂代わりにも使えると、もっと利用する気になるのになあと。また帰ってお風呂に入るのは時間がもったいない気がします。
4月1日グランドオープン以降は1回700円程度の有料料金が必要になりますが、どれくらいの利用者数になるのでしょうか。市内の小学生が授業で使うために建てられたプールなので、そのあたりは度外視なのかもしれないですが・・。
それはさておいても、立派で素晴らしい水泳施設でした。また気分転換をしたいときに行ってみたいと思います。
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