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2020.08.01 Saturday

入院6日目〜ステロイドパルス〜

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    本日は入院6日目。昨昼転院後、夕方から早速”ステロイドパルス療法”を受けております。

     

     

     

     

    ”ソルメドロール1000咫匹箸いκ瓦鰺呂した”生理食塩水100ml”を、2時間で腕の静脈から投与するというもの。これはかなりの高用量で、下記にもあるようにステロイドの飲み薬を服用している人は多数いますが、その量の十倍くらいだったりします(なのでパルスと呼ばれます)。これを金〜日と3日連続で3回行い、また1か月おきに2クール繰り返します。つまり、計9回行うわけです。

     

     

    ステロイドといえば体内でも生成されるホルモンの一種。免疫反応を抑制したり、炎症を抑える重要な役割を持ちます。肌の赤味(=炎症)に薬を塗れば早くおさまる、というのが分かりやすい例ではないでしょうか。

     

     

    他にも、心臓移植などを受けると、心臓を異物として免疫が攻撃してしまうので、それをステロイドが抑えるという役割もあります。またリウマチなどの膠原病は、体内で味方同士の細胞がなぜか戦ってしまうところに原因がありますが、ステロイドでその反応を弱めたりします。そして在宅医療でも癌の方にステロイドをよく用います。癌は周りに炎症を起こすため、投与すると、体が楽になったり食欲が増えたりするのです。

     

     

    まあ簡単に言うと、ステロイドは体の中で起こっている戦いを抑えてくれるというわけです。ということは、外から入ってきた病原菌に対して、体の免疫細胞が戦ってくれることを抑止することでもあるので、デメリットも大きい。感染症リスクの他にも、糖尿病や骨粗鬆症などいくつもの副作用があり、気軽に使うものではありません。

     

     

    さてIgA腎症は、扁桃腺(扁桃だけではないかもしれませんが)でおかしな免疫(補体)が作られ、これが腎臓に沈着、炎症を起こし、腎臓を弱めていくという病気です。まずは根源の扁桃腺を摘出し、続いてステロイドで腎臓に起こっている炎症を弱めるのが、今回の治療となるわけです。

     

     

    といっても、この”扁桃摘出+ステロイドパルス療法”の歴史はまだ浅いようで、確実に効果があるという証明は発表されておりません。やってみたら血尿・タンパク尿が消失したり、腎臓の悪化が遅くなるという報告が、それなりにあるので、いろいろなところで行われているわけですね。

     

     

    一般的には、診断後20年で40%は末期腎不全(=透析)になると言われる病気。今回の治療でどれだけ遅らせられるか、というところですね。

    コメント
    先生がコロナに感染しないことを祈っております。
    • ぐっさん
    • 2020.08.01 Saturday 19:17
    ぐっさんさん、ご心配おかけします。迷惑かけぬよう、しっかり予防いたします。
    • masashi
    • 2020.08.03 Monday 20:11
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