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2018.08.18 Saturday

尿管結石とビール

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    本日は特養の回診へ行ってみると、1カ月前に尿管結石によって水腎症という状態になり、病院に入院していた患者さんが帰ってきていました。

     

     

    水腎症という状態のままでは、痛みもありますし、よどんだ尿に菌が繁殖して、感染症で生死に関わる可能性があります。

     

     

     

     

    病院では、石はそのままに横にステントというチューブを通して、尿の流れ道を作る処置をしてきました。2か月後に内視鏡を使ってしっかり石を取り除く処置も予定されています。

     

     

     

     

    さて、寝たきりに近い患者さんは、尿管結石に苦しむことが多いです。動きが少ないので、体の中の尿が攪拌されず停滞しがち。

     

    その状態だとシュウ酸カルシウムリン酸尿酸などがだんだんと集まって結石になってしまうのです。ということで、臥床しがちな方は、尿管結石に十分注意しなくてはいけません。

     

     

    さて、今回の患者さんですが、向こうの病院では水分を毎日2L飲むように言われてきたとのこと。おしっこがたくさん作られれば、小さな石の成分を洗い流し、結石の予防になります。

     

    しかし、80代の患者さんが2L飲むのはかなり難しい・・、飲みすぎると心不全になることもありますし。まあ経過をみながら、できるだけがんばっていただくことになりました。

     

     

    加えて、食生活の注意として、シュウ酸尿酸の多い食物は控える方がよいです。シュウ酸が多いのはホウレンソウ、タケノコ、チョコレート、ココア、紅茶など。

     

    またカルシウムを摂取すると、シュウ酸を排泄しやすくなるということで、逆に摂取する方がよいということです。乳製品、大豆、小魚などですね。

     

     

    さて、本日の診察時に質問を受けたのが、「ノンアルコールビールを飲んでよいか?」ということ。もともとビールが大好きで、特養に入った後は、ノンアルコールビールを毎日楽しんでおられたのでした。

     

     

    普通のビールの場合、アルコールによる利尿作用により一時的に体の水分が減り結石ができやすいと言われます。この点、ノンアルコールならOKです。ただ尿酸に変化するプリン体が含まれており、その点は微妙(ビールの種類にもよりますが・・)

     

     

    ですが、特養に入っているような人はなかなか日々の楽しみがないのも現実です。ノンアルコールビールくらいなら良いのではないかと許可してきました。制限するの正論かもしれませんが、それが一番いいとも言い切れません。注意しながら今後も見守っていきたいと思います。

     

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