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2018.06.06 Wednesday

ネキシウムの脱カプセル

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    昨日に引き続いて、薬の粉砕ネタです!

     

     

    有名な薬に「PPI」(プロトンポンプ阻害薬)という胃薬があります。胃酸の分泌を抑えて、胃炎や胃潰瘍を抑えるものです。商品名でいうと、“タケプロン”とか“パリエット”とか“オメプラール”“ネキシウムカプセル”などがPPIにあたります。

     

     

    そして、昨日の話のように、高齢で嚥下力が弱った患者さんにも、これらの薬を服用している方がたくさんいます。よって、飲みやくなるように粉砕を考えるのですが・・

     

     

    基本的にPPIは腸で吸収される薬のため、粉砕が禁止されているものが多いです。「パリエット」や「オメプラール」がそれで、溶けずに腸へ到達させるため、しばらく溶けないよう錠剤にコーティングがなされているのです。これを粉砕して服用すると、胃を通った際に胃酸にさらされ、効果が無くなってしまいます。

     

     

    高齢者でも飲みやすいように、最近になって「ネキシウム懸濁用顆粒」という粉のタイプが登場したのですが、昨日の話のごとく、量がかなり多くなっています。先日、ある施設で処方したところ、介護職の方より「多めの水に溶かし、さらにその水にトロミをつけなくてはいけないので手間がかかる」と、言われてしまいました。やはり量が多くなると厳しい・・・

     

     

    ということで、一番良いと考えられる方法が、「ネキシウムカプセル」のカプセルを外して中身だけ服用する方法です。「脱カプセル」という手法で、他の薬では禁止されていることも多いのです。ですが、ネキシウムは粒子ごとにコーティングされているので、脱カプセルがOKだそうです。

     

     

    カプセルを外すと、中の量はかなり少ない・・。ちなみにカプセル自体はデンプンだそうです。

     

     

    また「タケプロンOD錠」も、小さい粒子ごとにコーティングされているため、軽く粉砕して服用してもよいそうです。ネキシウムに比べて、価格も3分の1程度というのも良いところです。ただ粉砕しすぎるとコーティングを壊してしまうので加減が難しく、薬局によっては嫌がるところもあるみたいですよ。

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