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2018.06.05 Tuesday

レボフロキサシンOD錠

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    先日、発熱・痰のある90歳の患者さんを往診したときのこと。酸素濃度はとりあえず保たれていましたが、喉元がゴロゴロしていて、軽い誤嚥性肺炎の可能性が考えられました。そこで、とりあえず抗菌薬の内服薬を処方することにしました。

     

     

    この患者さんは嚥下能力が落ちている可能性があります。ということで、服用回数が1日1回で済む、「レボフロキサシン」を処方することにしました(商品名でいうとクラビットが有名です)。

     

     

    ただ、このレボフロキサシンの内服薬にはいくつかの型があります。「普通の錠剤」に加え、嚥下能力が低下した患者さん用に、「口腔内崩壊錠(=OD錠)」や、「顆粒タイプ」もあり、どれにするか迷ってしまいます。そもそも、かかりつけ薬局に在庫があるかにもよりますので、かかりつけの薬局に寄って相談してみました。

     

     

    薬局には種々の型が揃っていました。それならば、「口の中で溶けやすいOD錠が良いのかな」と思ったのですが、並べてみると普通のタイプより明らかに大きい。確かに、最近はいろいろな薬でOD錠や顆粒タイプの剤型が販売されているのですが、そのようなタイプになるほど量が大きくなってしまう傾向があります。

     

     

    左の普通錠は500咾OD錠は250咫F韻250咾波羈咾垢襪函OD錠はかなり大きいですね。

     

     

    そのまま飲み込む普通錠と、小さく壊れて飲み込むOD錠・顆粒・・・、剤型の違いで体内での吸収速度が変化してはいけません。ということで、OD錠・顆粒は小さくなった粒子それぞれに吸収を遅らせるコーティングがされて、全体が大きくなってしまうのだと思われます。

     

     

    飲み込みにくさのある患者さんにとって、量が多くなると苦労する人が多いです。今回は結局、通常タイプのものを粉砕して処方することにしました。

     

     

    ちなみに粉砕する場面を見せていただきましたが、こちらの薬局では、コーヒーミルのような機械で粉砕。特別な装置を使わなくても簡単に粉砕できます。それを仕分け用の機械で10日分に分けていきます。

     

     

     

     

     

     

     

    これまでは、嚥下力低下のある患者さんには主にOD錠を処方していました。ただ患者さん・家族には、「溶けやすさ」を優先する人もいれば、「量の少なさ」を好む方もいます。今度から、好みを聞いて処方しようと思います。

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