2020.03.24 Tuesday

腎生検の結果

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    2月14日に腎生検を受けてから、はや1か月以上が経過。当初、3月9日に結果を聞きに行く予定でしたが、「結果が遅れている」という連絡があり延期。このほど、ようやく結果が出そろい、3月22日に聞いてきました。

     

     

    腎生検を受けたのは桑名市総合医療センターでしたが、担当の先生がいなべ総合病院の外来にも来られるので、こちらで結果説明。いなべ総合病院の電子カルテには結果が入っていないため、ご自分のノートパソコンにわざわざデータを用意して、説明くださいました。

     

     

    さて気になる結果は・・。腎臓の組織を蛍光染色したところ、やはりIgA抗体が光っているため、「IgA腎症で間違いない」ということでした。

     

     

     

     

    それは予想していたのでショックも何もありませんが、ではどれほど進行しているのか。つまりIgA抗体の沈着により、どれほど腎臓が傷んでいるのか・・。

     

     

    微小にスライスした組織を染色した図を見ると、ところどころ糸球体のメサンギウム領域が増大し、半月体が見られる部分も。これらは、腎臓の毛細血管や組織が壊れた結果と考えられ、確かにダメージは受けているようです。

     

     

     

     

    ただ「変化のある糸球体が全体の25%未満であること」、「尿に含まれる蛋白尿が少ないこと」からして、4段階ある中で最も軽度「低リスク群」との診断でした。

     

     

    「低リスク」といっても早期発見という意味であり、今後悪化していく可能性が十分にあります。IgA腎症とは、自分の中で産生されているIgAという抗体が、他の人と比べていびつな形をしているため腎臓に引っかかり、悪さをするというもの。さらに沈着すれば悪化するのは明らかで、そのスピードは速い可能性もあります。

     

     

    ちなみにIgA腎症の腎臓を他人に移植すると、IgAの沈着が消えるという報告があり、沈着したIgA抗体もゆっくり分解されていくそうです。よって、新たなIgA生成を減らすことができれば、改善もしくは悪化の食い止めができると考えられています。

     

     

    そしてIgA抗体の多くが口の奥にある扁桃腺から作られていると言われています。ということで扁桃を摘出するのが有効な治療法と考えられているわけです。(ただし、扁桃摘出療法はまだ歴史が浅く、本当に改善効果があるのかという正確なデータはありません。)

     

     

    初期段階ということで、「慌てて治療しなくてはいけない状態ではない」と言われましたが、まだ寿命は長いので、近いうちに扁桃摘出を受けることを勧めていただきました(正確には扁桃摘出+ステロイドパルス療法)。

     

     

    こちらとしてもできる限り早く治療をしておきたく、新年度に入って余裕ができれば扁桃腺の手術を受けようと思います。入院期間は7〜10日。ちなみに桑名市総合医療センターでは、耳鼻科の常勤医師がいないため、手術は近隣の病院で受けることになりそうです。

                                                                   

    2020.02.15 Saturday

    入院2日目

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      本日は入院2日目。午前中の血液とCT検査の結果、腎臓の出血は異常なし。午後に尿道カテーテルと点滴ルートが外れ、院内を自由に移動できるようになりました。

       

       

      違和感の強かった尿道カテーテルも、半日も経つとかなり違和感が和らいでおり、「夜中のトイレに行かなくていいのは悪くないなあ」と思うほどでした。ちなみに、カテーテル抜去後に尿意の感覚が戻らない人がいるということで、排尿後に残尿がないかきっちり確認をされます。お腹の上に超音波の機械をあてて、膀胱内の液体量を測定してもらいました。結果、2回連続で残尿50ml以下となり、合格とのこと・・。

       

       

      院内を歩くと、振動で左の腰がどーんと痛みます。歩きにくいというほどではなく、問題ない範囲です。その後、院内をブラブラ歩きました。やはり新しい病院はきれいでよいですね。(自分の病室は旧棟でしたが・・)

       

       

       

       

      病院受付の周辺にコンビニがあるので、お茶を飲んだりしながら過ごしました。病院自体にはwi-fiがないのですが、コンビニ周辺ではwi-fiが使えます。土曜日ということで閑散としており、パソコン作業が気持ちよくできました。

       

       

       

       

      予定通り、明日朝に退院できる見込みで、結果は後日となります。食事も美味しかったですし、元気な身としては素晴らしい入院環境でした。

       

       

       

       

      ちなみに今回の医療費は51550円でした。検査入院で予定が決まっているからか、すでに昨日の時点で請求書が回ってきたのでした。

      2020.02.14 Friday

      入院で腎生検

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        今日は、朝から検査入院しています。昨秋の検診で血尿を指摘され、その後の検査で腎炎が疑われました。特に血液検査でIgAという抗体の数値が高く、20年後には40%が腎不全・透析になるというIgA腎症の可能性が濃厚だとのことです。

         

         

         

         

        今回の入院目的は、背中から太い針を刺して、直接腎臓の組織を取り出す「腎生検」という検査をしてもらうこと。この組織を顕微鏡でみることで、本当にその病気なのかという確定診断がなされ、進行の程度も評価されます。

         

         

        うつぶせになって、エコーで左腎臓の位置を確認。背中に局所麻酔をうった後、メスで切れ目を入れ、中が空洞になっている太い針をバチッと突き刺します。麻酔はしたものの、メスで切られるとやっぱり痛い。ただ、肝心の生検針は鈍痛こそあれ、強い痛みではありませんでした。腎臓には痛覚がないと言われたことを思い出します。結局、左腎臓を3回突かれて終了、うまく組織が採れたようでした。

         

         

        ただ苦労するのはここから。検査終了後に、先生が腎臓のエコーを見せてくれましたが、腎臓の周りに出血が見られます。これは腎生検につきものなのですが、悪化しないように絶対安静を指示され、ベッド上で身動きができません。加えて、事前に挿入されている尿道カテーテルの違和感も強くて落ち着きません。ちなみに便がしたくなれば、看護師を呼んでベッド上でするようにと言われています。

         

         

         

         

        検査が終わったのが14時、21時になってようやく90度ギャッチアップを許され、パソコンを使えるようになりました。明日朝のCT検査と血液検査で問題なければ、カテーテルを外して歩けるようになるそうです。そうなれば楽になります。

         

         

        夕食は寝たまま食べられるようにと、おにぎりに、串の刺さったおかず。気遣いが嬉しく、かなり美味でもありました。今夜眠れるか分かりませんが、とにかく朝まで便意が来ないことを祈るばかりです。では、また明日報告させていただきます。

         

         

        2019.12.29 Sunday

        2019ランキング(後編)

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          いよいよ年間ランキング5位〜1位の発表です。

           

           

          5位 白色ワセリンとプロペトの違い(2018年4月17日)

           

           

          「医療ネタ」ではありますが、皆さんもなじみある白色ワセリンの話。医療者向けの記事ではありますが、一般の方にもそれなりに分かってもらえる内容だと思います。白色ワセリンとプロペトなんて“よくあるネタ”過ぎてネット上で情報があふれかえっていますが、それでも検索する母数が多いので、それなりに読まれるという結果に。

           

           

          4位 木曜日はベーグル!小さなパン屋teto(2018年7月5日)

           

           

          営業は木曜だけという小さなパン屋さんですが、味は折り紙付き。魅力の高いお店として、当初からかなりの人数の方に見ていただきました。もし2018年に集計していたら、2位であったと思われます。(1位は「にいみ整形外科」さん)。十分に知られるところとなり、今年の後半は息切れですが、tetoさんには本当にお世話になりました。

           

           

           

          3位 ネキシウムの脱カプセル(2018年6月6日)

           

           

          こちらは完全な医療者向けの「医療ネタ」。医療者にとってはあるあるネタで、楽しんでもらえたのかもしれません。しかし、「いかに薬を飲みやすくできるか」については、いずれ誰もが直面する問題。一般の人も、知っておくと損はないはずです。

           

           

          2位 上笠田のひまわり畑(2018年8月29日)

           

           

          今年ではなく、初めてひまわり畑を紹介した去年の記事です。今年は、新聞等で報道されたこともあり、昨年より段違いに注目が集まり、期間限定で爆発的なアクセスを得ました。その後、調子にのってひまわりネタを数本書き、それらもそれなりに閲覧いただきました。また来年の同時期には読んでいただけるのではないかと期待しています。

           

           

          そして・・・

           

           

          1位 20年ぶりに新薬「ネイリンカプセル」登場(2018年7月12日)

           

           

          2位の4倍は読まれているという、ダントツの1位。今でも毎日、確実に閲覧していただいております。爪水虫に対する飲み薬とかなりマイナーでありながら、早くに記事を作成しライバル記事も少なかったので、検索でもまだまだ上位に表示されています。

          加えて、一般の人にもそれなりに興味を持ってもらえるテーマというのも大きいです。たまにテレビやYahooで「爪水虫に気を付けよう」と話題が出ることもあり、後押ししてもらいました。

          この成功経験に味をしめ、以降も積極的に勉強会に参加し「新薬」をブログに掲載しておりますが、他はことごとく不発に終わっています。

           

           

          年間ランキングはいかがだったでしょうか。今年を振り返るつもりが、10本中9本が2018年のネタでしたね。

           

           

          2019年はヒットするネタがあまりなかったというのが、正直なところです。2020年には、「身近にもっと面白い話題が現れてほしい」と他力本願で期待しております。

          2019.12.28 Saturday

          2019ランキング(前編)

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            診療所も年内の業務は終了し、いよいよ年の瀬が迫ってまいりました。本日と明日は、2019年にもっとも読まれた記事を発表し、今年を振り返りたいと思います。

             

             

            2019年に読まれた回数(PV=ページビュー)で、記事をランキングしています(集計期間:2019年1月1日〜12月27日 Google Analytics調べ)。本日は第10位〜第6位です。

             

             

            第10位 東員町の天ぷら店「天旬」(2018年10月31日)

             

             

            一発目から2018年の記事でした。ほとんどの記事が1週間もすれば全く読まれなくなる中、ごく一部の記事は、何か月たっても少しずつアクセスを集めます。この記事は後者で、今でもコンスタントに閲覧いただいています。要因は、お店の素晴らしさに他なりませんが・・。今年も利用させていただこうと電話したことがありましたが、希望の日時は満員で予約できず。さすが、かなりの人気を博しているようです。

             

             

            第9位 クスリのアオキ 大安店(2018年4月24日)

             

             

            これまた2018年のネタ。実際に営業開始したのは、もう1年前の2018年11月なんですね。ローソンやオークワがあるので、自分は思ったほど利用していないのですが、しっかり繁盛しているように思います。記事が人気を集めたのは、なんといっても誰よりも早く記事にした点でしょう。建設前の更地での記事ですからね。当時からライバルがおらず、話題を独り占めすることができました。

             

             

             

            第8位 にぎわいの森「魔法のぱん」の食パン(2019年6月7日)

             

             

            やっと今年の記事が出ました。まだまだ話題沸騰?のいなべ市役所併設、「にぎわいの森」。5月開業から半年たって、聞くところによるとかなり人気も落ち着いてきたが、こちらのパン屋さんはまだまだ人気とのこと。開業から1か月後の記事で、ライバル記事もたくさんありましたが、お店自体の人気に便乗し多くのPVをいただきました。

             

             

            第7位 腎瘻カテーテルの交換(2018年9月5日)

             

             

            当診療所のブログネタは、「地元ネタ」と「医療ネタ」にはっきり分かれます。「地元ネタ」では地元の読者の方に支えていただき、中程度の閲覧が望めます・・・といっても対象者はいなべ・東員町のせいぜい数万人。一方、「医療ネタ」は全国の人たちが検索を通して読者になる可能性があるため、大ヒットする可能性もあります。ちなみに、全く見られない可能性があるのも「医療ネタ」です。

            「腎瘻カテーテル」は医療、ましてや在宅医療の分野ではかなりマイナーな手技。興味ある人は少ないですが他に同様の記事が少ないため、検索を通してコンスタントに閲覧いただけたようです。

             

             

            第6位 萩ホル 員弁店(2018年5月26日)

             

             

            みんな興味があったけど、情報がなかった・・というところをうまく記事にできたのではないでしょうか。お店の人にもお話を伺うことができ、深みのある文章にしあがったとも思います。おかげさまで、今でも「萩ホル いなべ」で検索すると、当記事がかなり上位でヒットし、PVを稼いでくれています。

             

             

            5位〜1位は明日発表です。

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