2020.11.21 Saturday

午後12時

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    先日、死亡診断書を作成した際に記入ミスがあり、市役所に呼び出されることがありました。診断書には死亡時刻を書く欄があるのですが、午前・午後のどちらかを〇で囲って、時間を記入する形式になっています。

     

     

     

     

    ある患者さんがお昼過ぎに亡くなられたのですが、診断書に「午後12時○○分」と死亡時刻を書いたところ、その日の15時半に役所より「患者さんが持ってきた診断書の表記が間違っているので、17時までに訂正しに来るように」と連絡が来たのです。この場合、「午後0時○○分」が正しいと・・。

     

     

    厳しいと思いつつも、たとえば「午後12時半」なら、「午後になって12時間半が経過した状態=午前0時30分」と、誤った解釈ができてしまうのだなあと・・。

     

     

    それはいいとして、15時半に「訂正のために、17時までに身分証明書とハンコを持って来るように」というのは仕事中の身にはなかなか厳しいもの。うちの職員が「診療所で新しい診断書をもう1枚発行して、代わりに持参する」と提案してくれたのですが、「すでに処理をしているので、医師本人が修正に来るように」とのこと。仕方なく、仕事の合間を縫って市役所で処理をしてきました。

     

     

    ちなみに過去にも同じミスをしており、役所に呼び出されるのは6年ぶり2度目だったりします。1回目は四日市でしたので、いなべ市だけでなく全国共通ですね。同じ過ちを繰り返しちゃっています。

     

     

    ちなみに昼の1時だったなら、さすがに午後13時とは書かなかったと思います。「午後12時」という表現はわりと日常でも違和感なく使われるので、この1時間に限って気を付けなくてはいけません。診断書の様式自体に、午前・午後の区別をなくして、24時間表記制にしてくれればよいのですが・・

     

     

    もちろん自分が悪いことなのですが、やっぱり役所は厳格だなあ・・とモヤモヤした気持ちも残ってしまいました。

    2020.11.02 Monday

    退院カンファレンスをwebで

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      先週、久しぶりに退院カンファレンスがありました。思えば、コロナウイルスが流行ってから長い間、退院カンファレンスは省略され、患者さんの家で初対面という流れになっていました。それが今回は、それなりに病状が重く、関係者間で認識を整えておくべき患者さんであったため、開催に至りました。

       

       

      ですがいつもと違うのは、対面ではなくwebカンファであったということ。感染対策はもちろんですが、片道1時間半を要する遠い病院での開催という理由もありました。ちなみにwebカンファでも、対面カンファと同じ診療報酬を得ることができます。

       

       

      Zoomを用いたカンファでしたが、事前の用意とはうらはらに、音声がうまく届かずにギクシャクする場面も・・。それでも終わってみれば、ふだんのカンファと同じように、十分な情報交換や話し合いができたのでした。リハビリの方の実演もしっかり確認することができましたし、患者さん自身も短時間ながら参加されご挨拶することができました。

       

       

      今回のwebカンファ、参加者は多いし、それでいて事前の日程調整もとてもスムーズに澄みました。対面の場合は、移動時間も含めてけっこうな時間がとられるため、各参加者が参加できる時間がおのずと限られますが、webなら候補日がたくさんとることができます。

       

       

      当院のような田舎の診療所は、街中の病院のカンファへ呼ばれることが多く、移動時間を含めて3時間など、かなりの時間を要していました。時間を節約できるwebカンファは大歓迎です。

      2020.10.14 Wednesday

      未亡人への訪問診療

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        先日は、二人の未亡人への訪問診療がありました。在宅医療の業界ではよくあることだと思うのですが、高齢夫婦の旦那さんの診察を行っているうちに、奥さんが「私も診てほしい」と言いだし、そして旦那さんが亡くなり、いつの間にか奥さんの訪問診療になっているということがあります(旦那さんが残されるというケースも考えられますが、こちらは少ないように思います)。

         

         

        残された奥さんも高齢ですから、外出は難しかったりしますが、悪い病気はないため、家の中で自立した生活は送られています。昨日のお二人は日中独居と、完全独居。夫を亡くした悲しさ、一人でいる寂しさを抱えるお二人に、体の診察よりも精神的ケア、もっと言えば傾聴が求められていました。

         

         

        お二人とも、ご主人を亡くして数か月という段階で、まだ表情は寂しげ。それでも今の思いをしっかりと話していただき、後半は元気が出たようでした。傾聴だけですが、少しでもお役に立ててよかったと思います。

         

         

         

         

        さて、奇遇にも両方の家に置いてあったのがこちら。終活の分野で人気の佐藤愛子さんの本。新聞記事などで知って、近所の人に買ってきてもらったそうです。本を通じて、改めて生きる目的やヒントを得たいと思われているのかなあと。自分も貸してもらうことができたので、この後じっくり読んでみたいと思います。

        2020.10.08 Thursday

        わたしメモ

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          四日市で利用されているという「わたしメモ」という用紙。知り合いの包括支援センターの方が作成に携わったそうで、先日、現物をいただきました。

           

           

          最近、よく耳にするようになった「人生会議」。誰もが好きなこと嫌いな事、したいことしたくないこと、など自分の思いを持ってるはず。主に会話を通して、これらの思いを他の人に知ってもらい、私たちは日常生活を送っています。

           

           

          しかし、急な病気やケガになって、その思いを伝えられなくなったとしたら・・自分が望まない生活を強いられる可能性が生まれてしまいます。

           

           

          ということで、自分の思いを元気なうちにまとめておき、いざそのような状況に陥っても思いが伝わるようなしくみとして、「わたしメモ」が作成されました。エンディングノートほど重苦しくなく、気軽に書けるように工夫されているとのこと。

           

           

          3枚のうち、1枚目は「今の思い」、2枚目は「介護が必要になったときの思い」、3枚目は「最期が近くなったときの思い」に対応しています。

           

           

           

           

           

           

          早速、自分も記入してみました。確かにシンプルな質問ではありますが、なかなか難しい。改めて自分と向き合って考えなくてはいけないし、これが他人に見られると考えると、なかなか恥ずかしく感じたり・・

           

           

          そして2枚目、3枚目は、「やっぱりその状況にならないと分からないよな」と思ってしまいます。「最後に伝えたいこと」「最後に食べたいもの」などは、特に思い浮かばず・・

           

           

          それでも「病名や余命を知りたいか?」「治療で優先したいことは?」「口から食べられなくなったら胃ろうを望むか?」などの設問は答えやすく、それを埋めるだけでもそれなりに気持ちが伝わると思います。

           

           

          メモの作成を通して、さらに自分を知り、自分が必要とすることを考え、そして他人に知ってもらう・・・良いきっかけになると思います。年齢に関係なく、多くの人に活用してほしいメモです。

          2020.10.06 Tuesday

          処方箋のハンコ

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            国の施策として「脱ハンコ」の動きが強まっていますが、振り返ってみると、自分の仕事でもハンコを使う場面は多いです。

             

             

            病院への紹介状や、死亡診断書などにも必要ですが、一番機会が多いのが”薬の処方箋”でしょう。患者さん宅へ訪問したら6割くらいは処方箋を発行していますが、印刷された医師名の横にハンコを押す必要があります。自分の場合、万一紛失した際に備えて、同じハンコを3個は持ち歩いているくらいです。

             

             

             

             

            で、実はこれら全て100円ショップで購入したハンコ。レジで本人確認はありませんし、他の人が代わりにハンコを押してもバレません。「そんなハンコを押すことに何の意味があるのだろう」と常々思っていたのでした。

             

             

            実印や銀行印なら存在意義があるかと思いますが、100円ショップのハンコで済んでしまうのなら「最初からハンコは必要ないだろう」とツッコミたくなります。

             

             

            そして処方せんには、ハンコに関連するやっかいな問題があります。



            患者さんから「いつも使っている目薬が無くなった」などと電話が来た場合、診察せずに処方箋を発行することがあります。この場合、処方箋を薬局にFAXしたら内容は伝わり、終わりでよいはずなのですが、ちゃんと印刷してハンコを押した“原本”も郵送しなくてはなりません。この郵送作業が、それなりに手間がかかって面倒臭いのです。

             

             

            こんな状況で期待するのが、2022年導入という話がある電子処方箋。これだとデータのやりとりだけで、現物いらずとなるそうです。しかし、安全性などにまだまだ議論の余地があって、実現は難しいという話も・・。

             

             

            まあとりあえずは、どう考えても役に立っていないハンコの捺印を止めることから進めてもらえればと思います。

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