2020.07.04 Saturday

施設への訪問自粛

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    東京ではまた増えているようですが、相変わらず県内ではコロナウイルスの感染者はほぼ見られず、身の周りでも、お店をはじめ自粛の雰囲気がかなり薄れてきたように思います。しかし、一方で病院や施設では面会制限が残り、自粛ムードがイマイチ解かれていない印象があります。

     

     

    コロナが蔓延したこの数か月は、在宅よりも施設の患者さんが強い影響を受けているように思います。家族が会いに来れなくなった結果、元気が無かったり、認知症の周辺症状が悪化する人も多く見られました。zoomによる面会を試みた施設もあるようですが、家族が器具をうまく使えないケースが多く、実践例は少なかったようです。

     

     

    そしてここ最近になって、利用者さんの体にも変化がみられるようになりました。手指の拘縮が強くなったり、肩こりが悪化し頭が痛いとか、歩きづらくなった・・というような訴えがよく聞かれます。施設スタッフとも話しましたが、訪問リハビリやマッサージなどの職種が出入りできなくなった影響ではないか、ということです。

     

     

    私たち訪問診療は訪問を許されても、訪問リハビリや訪問マッサージは遠慮させられるという施設が多かったようです。このあおりを受けて、訪問マッサージから撤退した事業所もあるとのこと。これらのサービスも、施設利用者さんの生活の大切な一部になっていたはず。まだまだ普通に日々に戻らず、生きづらい日々が続くのでしょうか。

     

     

    先日はある施設で七夕の短冊を見ることができました。皆さんの希望や願いが少しずつかなうといいですが・・

     

     

    2020.06.17 Wednesday

    内科以外の在宅医療

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      先日、患者さんより足が痛いという訴えがあり、往診へ。診察の結果、骨折の可能性もあり、近くの整形外科へレントゲンを撮りに行ってもらうことになりました。そうすると、往診に行かずに最初から整形外科へ案内すればよかったということになるのですが・・

       

       

      基本的に在宅医療は内科を主としていると思っています。自宅という、限られた医療器具しか使えない場で対応できるのは、内科の疾患がメインになるからです。体温や血圧、聴診器などから得た情報があれば、ある程度、内臓の状態を推測できます。

       

       

      しかし、今回のような整形外科の領域では、画像を撮らないとはっきり分からないことが多いです。以前、バイトに来てくれた整形外科の先生もそのように言われていました。

       

       

      同様に脳外科も苦手な分野。「転倒して頭をぶつけたので見に来てほしい」と往診しても、聴診器で頭の中をのぞけるわけでもありません。よほど悪い症状が出ていない限り、病院で画像検査をしないとはっきりした状態は分かりません。

       

       

      結局、家族から電話で詳しい状態を聞くことができたなら、そこから往診に行っても新しい情報が得られないことが多いです。電話の内容から容態が悪いようならすぐに病院受診を、大事ではなさそうなら違う症状が出るまで経過観察するように、と電話で指示することも多くあります。

       

       

      病院に行くのが大変だから在宅医療を頼んでいるのに、また病院に行かせるのは申し訳ない気もしますが、仕方ないところだと思います。

       

       

      ちなみに、内科以外で対応しやすい科は皮膚科でしょうか。多くは塗り薬の治療になるため、知識があれば家でも十分に治療ができると思います。しかし、うまくいかず、「皮膚科に紹介してほしい」と言われこともしょっちゅうですが・・

       

       

      逆に、皮膚科専門医の往診はかなり需要があると思います。ただ皮膚科自体が重宝されており、皮膚科医院の外来はどこも繁盛しているイメージ。往診に来る時間はなかなかとれないかな、と思います。

      2020.06.08 Monday

      退院の時期

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        本日は、いなべ総合病院へ。久しぶりに自分の受診でした。別に体調が悪いわけではありませが、IgA腎症に対して、そろそろ扁桃摘出手術の日程を決めようと思ったのでした。結果、近いうちに、違う病院の耳鼻科にかかることになりました。

         

         

        それはさておき、先週入院したウチの患者さんのお見舞いに寄ってみましたが、少しずつ元気になっておられました。

        これを受けて、連携室のソーシャルワーカーや、病棟の看護師さんに、「この人は独居だけども、以前からヘルパーさんや訪問看護さんをよく利用していて結びつきが強いので、みんなでしっかり介護できます。だから早く退院させてもらっても大丈夫ですよ」と伝えておきました。

         

         

        話していると、先週末の時点でケアマネさんからも同様の連絡が入っており、ワーカーさんも退院について考えておられました。あの「いなべ地域入退院の手引き」のように、ケアマネさんもワーカーさんも迅速に動いて、退院が決まっていくのだな、という流れを改めて確認することができました。

         

         

        他にも入院している患者さんがいるので、このようなやりとりをしていきたいと思います。

        2020.06.06 Saturday

        尿道カテーテルの抜去

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          在宅医療では病院ほど、特殊な技術を使うわけでも薬を使うわけでもなく、病気の状態をスパッと治せるような場面はあまりありません。まあ在宅医療を受ける患者さんは、治らない病気や加齢とつきあっていることが多く、それは当然ではありますが・・

           

           

          ただ、その中でも最も頻度が多く、大きな影響を及ぼす手技が、尿道(膀胱留置)カテーテルの留置であると思います。以前にも何度か記事を書きましたが、寝たきりや、脳梗塞もしくは前立腺肥大症のため、うまく尿を排出できない人に挿入しています。他にも、看取りが近い方で、寝たきり・意識低下のため尿が出せないため、カテーテルを挿入するということも多いです。

           

           

           

           

          なかには、上記のような状態が進み、急に尿が出せなくなる方もいます。その場合、お腹がパンパンに腫れあがって、痛みを訴えます。往診して尿道カテーテルを入れてみると、多いと1Lもの尿が流れ出し、とたんに、患者さんの顔つきがほっとしたものになります。

           

           

          ただ多くの患者さんは、高齢で認知症もあったりして、この辛さを尿意と表現できないことが多い。結果、こちらも尿が出せずに苦しんでいるとは分からず、見過ごすしてしまうこともあります。その場合、患者さんはさらに苦しみ続けるわけです。このように、尿道カテーテルの留置では、在宅医療では珍しく、劇的に結果を左右する手技と言えます。

           

           

          一方で、尿道カテーテルを抜くということも、その後を大きく左右します。多くは、一度挿入すると生涯入れっぱなしです。しかし尿が出せないのは一時的なもので、しばらく経ってから抜いてみたら、尿が出せるという方も小数ながらいるのです。

           

           

          尿道カテーテルを挿入すると当然違和感がありますし、車椅子に乗るときなどに引っ張って、尿道口を傷つけてしまうこともあります。必要ないなら当然抜いてしまいたいものです。身軽で動きやすくなり、活気もでやすいと思います。そして現在、尿道カテーテルを抜いてみて、自然に出せるか確認している患者さんが2人ほどいます。

           

           

          ただ尿道カテーテルが抜くとオムツ交換が頻回になるため、抜かないでほしい、と家族からお願いされることもあります。うーん、奥が深いです。

           

           

          ということで、尿道カテーテルは、在宅医療でもとても重要な分野を占めており、まだまだ勉強していきたいと思います。

           

          2020.06.05 Friday

          在宅勤務

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            ここ最近、東京では新型コロナウイルスの感染者がまた増えていますが、三重県では変わらず感染者ゼロ人が続いており、周辺でも自粛体制が少しずつ解かれているように感じます。家族の面会を禁止してきた老人ホームでも、「別室でなら15分程度はOK」とするところも出てきました。

             

             

             

             

            一方、在宅医療では、家族の同席が少なくなったように感じます。この数か月は、会社が休みという息子さん・娘さんを自宅でお見かけすることが多くありました。休校中のお孫さんがやってきて、わいわいしている場面も見られました。患者さんも嬉しいし、こちらも普段はなかなか会えない親族と話をして、診療に対する意見を聞くことができ大変有益でした。

             

             

            今後、会社や学校に通うようになって、そんな機会が減っていきそうですが、この数か月は在宅勤務と在宅介護の相性が抜群であることを再確認した時期でした。

             

             

            思えば、昔は家で亡くなる人が多かったのですが、それは勤め人よりも自宅で商売をしたり隣で農業をする人が多く、親族を自宅で看取りやすい環境であったのも大きな要因であると思います。

             

             

            今後も在宅勤務が文化として残ってくれると、家での介護がしやすくなり、在宅医療の環境もさらによくなりそうで、大いに期待してしまいます。

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